

Les Miserablesを見てきました。
舞台はナポレオン1世没落直後の
1815年から1833年までの18年間。
この頃は王政が復活したり
七月革命がおきたり
フランスとしても激動の時代であった。
裕福な人がいる反面には
貧困に悩まされる人がいる。
この時代はこんなにも資本者と労働者の立場が
はっきりとしていたのか、と驚かされた。
ミュージカル作品なうえに
上映時間も二時間超えとなると
耐えられるか不安だったけれど
物語に吸い込まれていくように見入ってしまった。
私が一番印象に残ったのが
ジャヴェールだった。
監獄の中で生まれた彼は
自分の境遇と囚人を憎んでいた。
そのこともあって警察官になり
主人公のバルジャンを追うようになる。
彼自身、法だけを信じていて
小さなことでも許さない、処罰されるべき
と考えていて、自分のミスも許さなかった。
そんな彼が、革命中に起きた
バルジャンとの出来事のせいで
「法と善とはどちらが正しいのか」
と、唯一信じてきたものを失ってしまう。
彼の生き方は、それこそまっとうであり
バルジャンの言った
「君は仕事を遂行したまでだ」
という言葉があてはまる。
自分の正義が本当に正義なのか
法とは、善とは何なのか。
彼はおいこまれてしまう
「バルジャンは知らないだろう、
私はあの時点で殺されていた」
そういって身を投げてしまう。
このシーンで一番泣きそうになった。
彼は厳しく罰するけど、それは決して
性格が悪いなどではないし
血も涙もない、なんて人間ではない。
ガヴローシュがなくなった際、自分の
ブローチを彼に渡した場面が印象的だった。
泣く場面こそなかったが
あの表情が切なかった。
この映画を見てこの頃のフランスの
backgroundが気になった。
血だらけの町を市民が片付ける
革命軍の落とした命は
どれだけのものだったのだろう。
主人公バルジャンは聖人として
亡くなるわけだけど
コゼットを信頼できる男性の下にあずけ
自分の任務は終わったとばかりに
死んでゆく、あの姿は
やっと自由になれたという感じだった。
あの頃を生きていた人々は
死んだほうがマシなのではないか、
というような生活を強いられていて
それでも必死に生きていたのは
愛する誰かが居たからであるのだと思う。
最後にコゼット役の
Amanda Seyfriedは
人類一美人なんじゃないかと思う。
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